こんにちは、サンコーでございます。

　

ようやく暖かくなり、今日は絶好のお花見日和ですね。　

わたしはスギ花粉が落ち着いたかと思えばヒノキ花粉の襲来にやられておりなかなか昼間の外出ができませんが、お部屋にいても気持ちのいい気候になってきたなーと感じます。

　

今日はそんな4月の陽気にふさわしい、ハッピーな記事を書きたいと思います。

4月の誕生石、ダイヤモンド

言わずと知れた4月の誕生石、ダイヤモンド。

その硬さと美しさ、他にない輝き方から「宝石の王様」とまで呼ばれ、 純潔・清浄無垢・純愛・永遠の絆 という宝石言葉を持っています。

婚約指輪においてダイヤモンドの指輪を贈るのが今や当たり前になっていますが、そもそもいつからプロポーズに指輪を贈るようになったのでしょうか？

指輪を贈るという習慣について

婚約指輪の歴史は何と、はるか古代ローマ時代まで遡ります。

　
古代ローマでは、約束を果たす誓いの印としてお互いに鉄の輪をはめる習慣がありました。

貴金属ですらなく、指輪の形ですらなかったのですね。　

　
これが2世紀頃になると金の指輪が作られ、恋人同士の愛の証として使われるようになったそうです。

指輪の円環の形には「永遠に途切れない」という深い意味が込められています。

婚約指輪・結婚指輪を薬指につける理由

婚約指輪や結婚指輪といえば左の薬指につけますが、これにも由来があります。

　

古代エジプトでは、左手の薬指というのは心臓につながる太い血管が通っている指と考えられており、愛の象徴である指輪をこの指につけたという説が有名ですね。

　

また薬指、という指は1本だけでは動かせない弱い指ですので、相手への服従を示すためにつけるというお話もございます。

　

左手は「服従と信頼」を表し、特に薬指は「創造」を表す指ともいわれています。

　

15世紀頃になるとダイヤモンドを研磨する技術も考案され、王族や貴族の間では婚約指輪の習慣が定着しました。

　

婚約指輪はエンゲージリングとも呼ばれています。

結婚式の時または入籍した日にと取り交わすのが「結婚指輪」で、ウェディングリングまたはマリッジリングと呼ばれます。

日本では圧倒的にプラチナのものが人気ですね。

ダイヤモンドの婚約指輪

ちなみに、ダイヤモンドのエンゲージリングを初めて贈った人物は神聖ローマ皇帝、オーストリアのマクシミリアン一世と言われています。

　

1477年に、ブルゴーニュのマリー姫にかまぼこ型ダイヤモンドでMの字をかたどったもの贈りました。

　

しかし、指輪を贈るという習慣が庶民に普及するのはまだまだ先で、19世紀頃に入ってからです。

婚約指輪が国内でも一般化してきたきっかけ

19世紀から20世紀にかけて、欧米ではダイヤモンドの婚約指輪を贈る習慣が広まっていきました。

日本で婚約指輪の習慣が広まったきっかけは…

日本で結納に婚約指輪を贈るのが一般化したのは、1960年代とつい最近のことです。

しかもこの頃はダイヤモンドの指輪というのはまだ1～2割程度で、パールの指輪のほうが主流でした。

　

戦争でぜいたくを禁じられていた日本人ですが、戦後しばらくして生活が安定していくに従い抑えつけられていた反動からか、日本人のジュエリーに対する関心が強まります。

一大ブームのきっかけとなったのが、昭和34年(1959)現天皇の御成婚の時の美智子皇后がおつけになったダイヤモンドとプラチナのティアラでした。

　

やがて、デ・ビアスの「婚約指輪は給料３ヶ月分」というＣＭがテレビや映画館を通じて流され、婚的指輪にダイヤモンドとプラチナの指輪を贈ることがごく一般的に普及していき、現在のように社会的慣習にまでなったわけです。

ダイヤモンドは永遠の輝き

ダイヤモンドの婚約指輪には、さまざまな意味があります。

　
ダイヤモンドは硬度が最も高い宝石であることから「固い絆」の象徴と考えられてきました。

さらには無色透明のそのカラーや輝きから、純真無垢さや潔癖さを意味する宝石として今日に至るまで婚約指輪や結婚指輪に重用されてきたのです。

　

以上、ダイヤモンドにまつわる素敵なお話でした♪